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~夢を見るところから始めたい~
先日、少しだけある方たちと語り合いました。 この部門ってこのままで良いのだろうか?という疑問と、みんなでいろいろと考えた方がいいね、という点は一致していたのですけど、みんなで考えることをはじめるスタートラインが違っていて。
その方たちは、「まずはマクロ環境分析・PESTをして、3C~SWOTなど分析手法から、今何を誰にいつどれくらいやらなければならないかを出さして、PDCAを回していくことが必要なんじゃないじゃないかな」という意見。
「賛成!」「当然!」が今の管理系の方は大多数だと思いますが、私の場合、ふむふむ、それセオリーだし、私も何度か経験があるけど、でもいつも何か違う気がしていました。
その経験自体は、私にとってボスキャラが倒せるくらいの経験値が上がったことは事実ですが、数年後あるいは1年後に軌道修正を繰り返したよな、とか後からむなしい思いをしたのが殆どだったので、まずは「変わりにくいもの」を目標にしてから、そこに向かうためのその分析を始めればいいのではないかなと、この数年思ってきました。
“こうなりたいんです、私”を集めて、“私”が集まった組織の総意をまとめて、じゃやってみよう!の方が面白くない?
いわゆるVISIONをスタートラインにしませんかということです。 そしたら、彼ら「夢を語る場にはしたくない、夢は身の丈にあったレベルにするべきだよ」、と本当にやるせない答えが返ってきてがっかりし、ささやかな対抗心から「じゃ、あなたはどんな組織にしたいと思っているの?」と聞くと、「みんなが楽しく、前向きになるような環境ができれば、業績も上がると思っているんだけどさ・・・」それってVISIONやないかーい!と最後は笑ってつっこみ、「乾杯!」で終わりましたけどね。
何かをオフィシャルにやろうとすると、遊び心を遠慮したり恥ずかしかったりするのは私もそうですが、世の中を変えてきた人たちはクリアなVISIONを持っていたと思います。
さて、前回の予告でふれた「3Dプリンター」もそうですね。 試作品を早く作るための技術終結として世に出た「3Dプリンター」は、1980年に日本で特許出願されて、いろいろと経緯があって米国企業が特許を取得し、世の中に広く出てきたわけですが、私が最初に見た時の感想は「これはっ!あれだっ!」、そう、みんなが憧れる「どこでもドア」だ!と同時に「やばい!」とも。 図面や設計データがインターネットで転送できて、それを遠くの場所でも生産できてしまうんですよ。やばいでしょ(次回に続く)。
●第3回 「じつはみんな意識高い系?」(後編) ~現実的な夢は他の人の夢を壊すのかな(仮題)~